MZ VINAができること
ベトナムでは、フロン類の取扱いに関する法律が強化されています。
- 06/2022/ND-CP：温室効果ガス排出削減とオゾン層保護を規制する法令
⇒2024年1月1日から施行
特定の冷房能力以上の機器を保有している企業は、回収と適正処理並びに政府への所有状況の登録等を義務付け
- QCVN76:2023/BTNMT：規制物質の回収、運搬、保管、リサイクル、再使用及び取扱いに関する国家技術規制
⇒2024年5月30日から施行
そして、2025年8月1日より06/2022/ND-CPの改正法が施行され、さらにフロン類に関する取組が強化されます。
- 119/2025/ND-CP
上記の法律が施行される中で、適切に回収・処理できる企業がベトナム国内にはまだまだ足りない状況であり、MZ VINAは政府認定の基、各工程を実施し、お客様にサービスを提供しています。
事業内容を簡単にご紹介致します。
処理事業
販売事業
容器事業
回収工事事業
処理事業
お預かりしたフロンを計量、分析後再生の可否を判断します。
再生できないものは、破壊処理業者へ委託します。
MZ VINAが保有している簡易蒸留方式の再生装置(下写真)は、破壊処理に比べ消費エネルギーが少なくCO2の排出量が抑えられます。
下図は簡易蒸留方式の概略図となります。温度差を利用しフロンガスを移充填する事により、より省エネ性が装置となっています。
またベトナムで初めて技術規則QCVN76に基づいて「回収・運搬・保管」における適合を受けています。
ご安心して処理をご依頼下さい。
販売事業
モントリオール議定書やキガリ改正によりHFC(R410AやR32)における段階的な輸入・生産・消費量の削減が各国で行われており、
その重要性は日々高まっております。
今後新品フロンの価格高騰や在庫不足が予想されており、再生フロンの需要は高まっています。
弊社では再生フロンの販売を行っており、技術規則QCVN76に適合した再生フロンを提供しています。
※弊社ではベトナムで初めて再生フロン(R410A、R32、R404A)の適合を受けました。
提供する再生フロンの分析回数は4回。受入時の一次分析、移充填後の二次分析、再生処理後の三次分析、販売前のロット分析を行います。
主な分析内容は、純度、組成、不凝縮ガス濃度、水分濃度、酸分濃度、蒸発残分濃度の5項目です。
- R-410A
- R-32
- R-404A
- 今後、R22も追加予定
環境に配慮した再生フロンです。
空調機器（家庭用エアコン、業務用エアコン）や冷蔵機器などに使用されています。
 | 混合比：50/50(HFC-125/32) 接続ポート：5/16″ﾌﾚｱオス サイフォン管付 内容量：10kg |
| Zフロン | R410A |
| 外 観 | 無色で濁りがないこと |
| 臭 気 | 異臭がないこと |
| 純 度 | ≧ 99.50 ％ |
| 水 分 | ≦ 0.002 ％（20 ppm |
| 酸 分 | ≦ 0.0001 ％（1 ppm） |
| 蒸 発 残 分 | ≦ 0.01 ％ |
| 非 凝 縮 ガ ス | ≦ 1.0 ％ |
安全データシート(SDS)
環境に配慮した再生フロンです。
一般空調機器や大型冷凍設備に多く使用されています。
 | 組成比：100(HCFC-22) 接続ポート：1/4″ﾌﾚｱオス サイフォン管付 内容量：13kg |
| Zフロン | R22 |
| 外 観 | 無色で濁りがないこと |
| 臭 気 | 異臭がないこと |
| 純 度 | ≧ 99.78 ％ |
| 水 分 | ≦ 0.002 ％（20 ppm |
| 酸 分 | ≦ 0.0001 ％（1 ppm） |
| 蒸 発 残 分 | ≦ 0.01 ％ |
| 非 凝 縮 ガ ス | ≦ 1.0 ％ |
安全データシート(SDS)
環境に配慮した再生フロンです。
温室効果の低く、ルームエアコンや一部パッケージエアコンに多く使用されています。
| 混合比：100(HFC-32) 接続ポート：5/16″ﾌﾚｱオス サイフォン管付 内容量：9kg |
| Zフロン | R32 |
| 外 観 | 無色で濁りがないこと |
| 臭 気 | 異臭がないこと |
| 純 度 | ≧ 99.50 ％ |
| 水 分 | ≦ 0.002 ％（20 ppm |
| 酸 分 | ≦ 0.0001 ％（1 ppm） |
| 蒸 発 残 分 | ≦ 0.01 ％ |
| 非 凝 縮 ガ ス | ≦ 1.0 ％ |
安全データシート(SDS)
- R-410A
- R-32
- R-404A
- 今後、R22も追加予定
容器事業(販売・レンタル)
日本では、高圧ガス容器について、定期的な法定検査が必要となります。
MZ VINAでは、日本での検査済みの各種容器をご用意し、お客様へ販売・レンタルを行っております。
容器は、何度も繰り返し使用すると内部にオイルや異種冷媒が混ざり合ってしまい、
折角フロンを回収しても再生できず破壊処理となってしまいます。
綺麗な容器を使用して頂くことにより再生率向上にも繋がります。
レンタル容器は国内トップクラスの在庫を揃え、
容器サイズも20kg、100kg、1tonサイズなど各種豊富に保有しております。
ご利用の際は弊社窓口までお問合せ下さいませ。
回収工事事業
現場でのフロン回収も随時承ります。
ご依頼に応じて、現場でのフロン回収工事を承っております。
家庭用・業務用のエアコンや冷蔵庫・冷凍庫の冷媒に使用されているフロンは、
大気中に放出されると、オゾン層破壊や地球温暖化につながるため、
適切な方法で回収する必要があります。
小型の空調機器、冷凍冷蔵機器から大型のビル用マルチエアコンや大型冷凍機まで、様々な現場に対応させて頂きます。
MZ VINAでは空調機等の集積所でもあり、ポンプダウンをしたエアコンや現場で撤去した空調機等を
直接持ち込んで頂いても構いません。またこちらから配送手配する事も可能です。
フロン分析事業
MZ VINAでは、フロンの再生処理を行う上で、最も重要となる成分分析に注力し、安心安全で
高品質な製品の製造を可能にしています。
ベトナムの基準（QCVN76）を満たし、かつ日本のJIS規格よりも厳しい社内基準を設け
それに適合したガスのみを、再生フロンとし製品化し、お客様へ供給しています。
分析回数は4回、受入時の一次分析、二次分析、再生処理前分析、再生後の最終分析を行います。
主な分析内容は、フロンの純度、不凝縮ガス濃度、水分濃度、酸分濃度、蒸発残分濃度の5項目です。
社名
設立
2023年6月1日
資本金
株主
株式会社エム・ゼット
代表取締役
羽田 大剛
事業内容
1) 再生フロン販売（R410A、R32、R404A）
2) 気密試験等
3) 回収容器レンタル
4) 機器からのフロン回収業務
5) フロン分析受託
6) フロン回収機・回収容器販売
保有設備
・フロン再生装置(簡易蒸留式) 10kg/h×1
・フロン回収機(HCFC、HFC)
・フロン分析機器
所在地
Street no. NB4, My Xuan B1 – Tien Hung Industrial Zone, Phu My Ward, Ho Chi Minh City, Vietnam